皆さん初めまして! 山形大学VR部の新人ライター、emelです。
VR/AR/MRやフォトグラメトリなど、仮想現実関連の技術に大きな関心が寄せられています。
その新しい技術に触れるための環境構築も、価格が安価になったり技術の情報がインターネットに多く流通するようになっきており、個人での学習が比較的容易になってきました。その中でもUnityはVRなどをはじめ、たくさんの技術を用いてゲーム作成などが可能なツールです。
そこで今回はUnityについて、自らの備忘録もかねて一通り説明していきたいと思っています。
この記事は超超超初心者目線ということで、パソコンを使って動画観賞したり、Microsoft Officeなどを使って文章やグラフなどを何回か作成したりする経験がある人向けです。
- Unityってなんかよくわかんないけど、ゲームが作れると聞いて少し興味がわいた人
- ゲームを作ってみたいけど、プログラミングどころか環境構築すらよくわかっていない人
- Unityに興味があって、参考書などを買ってみたけど内容がよくわかんなくてモヤモヤしている人
- パソコン関係の専門用語がわからない人
目次
第一回 ~Unityってなぁに?~
というわけで、まずはUnityについて軽く説明していきたいと思います。
この記事を見つけて見てくださっている方はUnityという名前を聞いたことがある、ないし興味を持ってくださっているということで、本当に簡単に説明したいと思います。
Unityとは、 ユニティ・テクノロジー社が開発・提供するゲーム開発ツールで、世界で100万人以上に使用されています。
ゲーム開発ツールとは言うものの3D世界を簡単に表現できることから、3D世界の制作や建物を建築する際の設計図 などにも使われることがあり、その用途は多種多様です。
ゲームを開発するためのツールは種類がありますが、Unityが多くの人に愛されるのにはもちろん理由があり、特に以下に挙げたものが長所です。
- 様々なOS、ハードのゲームを作成可能
- 多様なジャンルのゲームを開発可能
- 開発が直感的で初心者がわかりやすい構造
- 素材の調達が容易
順番に説明していきたいと思います。
1. ほぼどのハードでも動作可能!マルチプラットフォーム
Unityは互換性が非常に高く、マルチプラットフォームを持っています。
これはつまり、様々な種類の端末やゲーム機などで作成したゲームを動かすことができると言うことです。
Unityで作ったゲームはWindowsでもMacでも動かすことができますし、PlayStation 3で動くものをUnityで作ることができたならば、作ったゲームをWii UやiOSで動かすことも可能です。(もちろん動かすために設定は必要ですが、)
2. アクション、ホラー、2D、3D、Unityならば何でもござれ!
多様なジャンルのゲームと書きましたが、ホラーやFPSといったゲームの内容を指すジャンルもそうですが、2Dや3Dといった、ゲームの構造や仕様を指すジャンルという意味でもあります。
さらに、UnityではVRやARなどを使ったゲームを作ることが可能です。
3. 使い方が簡単! 初心者向けゲーム作成ツール

↑に示した画像は私が初めて作成したゲームの1シーンとなります。
使っていく内にすぐに慣れていきますのでまずはいじってみましょう! 画像中の詳しい説明は次回以降にしたいと思います。
長所には「開発が直感的で初心者がわかりやすい構造」と書きましたが、これは私が実際に使ってみての感想の側面が大きいです。
初めて使うツールなどは説明書などを見ないとよくわからないことは多いかと思いますが、Unityは開いてみればなんとなくわかります。
実際私の場合は、「ゲーム製作経験がないどころかプログラミングすらまったく知らない」状況でUnityを使い始めましたが、たったの4日ほどで簡単なゲームを作ることができましたのでどれほどわかりやすいものかイメージできたかと思います。
4. お手軽に素材を手に入れろ! Asset Store
ゲーム作りの際には、岩や家などのオブジェクトや光などの効果素材などを使用することによってリアリティあふれるものを作ることができますが、1からオブジェクトや素材をすべて作るのは非常に時間がかかってしまいます。
しかし、Unityではアセットストアと呼ばれる素材をダウンロードすることができるサイトがあり、そこから無料で(有料のものもありますが)ダウンロードすることができるため、完成度の高いゲームを短時間で作りやすくなります。
これでUnityについての説明は終了となります。
いかがでしたでしょうか? 最後に、Unityでつくられたゲームをいくつか紹介して終わりにしたいと思います。
- ポケモンGO
- 白猫プロジェクト
- Super Mario Run
- TAKUMI³
- Cuphead
など…
皆さんも聞いたことのあるゲームの名前はあるのではないでしょうか?
ここに挙げた通り様々なジャンルのゲームがUnityによって作られています。
VR/AR技術を用いた作品やアクション、リズムゲームなどを新しい技術に触れながらゲームを作る……かなりドキドキしてきませんか?
Unityのダウンロードの仕方は各PCで違うので、インターネットで調べて機種ごとの環境構築をしていただいた方が良いため、ここでは記述しません。
次の記事はダウンロードした後のUnityの基本操作についてです。
次の記事も見て下さると幸いです。
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