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【初めてのVR】10万円で本格VRの出来るパソコンを用意しよう

6月 25, 2020

はじめまして。山形大学VR部の『のぎねん』です。

ハードウェア好きから見たVRやARの話を、初心者の方にもわかりやすいように書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

今回は、『予算10万円で本格VRのできるパソコンの導入』を指導しましたので、それを記事にしてみたいと思います。

 

1 : VRとHMDについて

VR(ヴァーチャルリアリティ)とは、極端に言うとゲームや動画の世界に入れてしまう事を言います。とても楽しいし、これからリモートワーク化していく流れでどんどん活躍していく技術でもあり、年々注目度が増しています。

すでに個人でVRを始めてる人々も続々増えており、これを始めるにはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)とよばれるゴーグルが必要になります。

 

2020年時点での主流なHMD製品は、高画質の順に

  1. PCVR:パソコンと繋いで使う『VIVE』『Oculus Rift S』『Oculus Link (Oculus Questをパソコンに繋ぐ)』
  2. PSVR:プレステ4と繋いで使う『PlayStation VR
  3. スタンドアローンVR:ケーブル不要で単独なVR体験ができる『Oculus Quest
  4. スマホVR:スマホを流用する『スマホ用VRゴーグル

があります。

 

試すくらいならスマホ用VRゴーグルでも良いですが、画面が遅れたり滑らかではない場合も多く疲れやすいため、長時間本格的に楽しむには上記3~1をおすすめします。今回は、一番高品質でアプリも多い、PCVRにも使えるパソコンを選定します。

 

2 : パソコン選び

PCVRを始めるには、要求されるパソコンの性能を把握する必要があります。

(VIVE)

(Oculus Rift S)

(Oculus Quest)

上記HMDメーカーのサイトを参考に、現在普及しているHMDが要求するパソコンのスペックを下記に簡単にまとめてみると、高性能なパソコンが必要なことが分かります。VR対応をうたっているパソコンやパーツには『VR Ready』と記載されてる場合があります。

VR推奨スペック 10万円 BTOPC
プロセッサ

(性能値:cinebenchR20)

i5-4590以上

(1227)

i5-9400

(2168)

グラフィックカード

(性能値:Fire Strike)

GTX1060 or RX480以上

(10619)

GTX 1660

(12390)

メモリ 8GB 8~16GB
OS WINDOWS10 WINDOWS10
入出力 USB3.0ポート  1つ

Display Port1.2 1つ

USB3.0ポート1つ以上

Display Port1つ以上

もしノートパソコンでPCVRをする場合には、持ち運べて便利な代わりに性能が出にくいので高価になりやすく、最低でも14万円以上になってしまいます。また、たくさん処理をさせると、排熱でキーボードが打ちづらくなったり、排気音がうるさいデメリットもあります。

(激安VRノートパソコンの例 14.3万円)

 

デスクトップパソコンであれば、10万円で快適にPCVRをプレイできるため、安く快適に始めるなら必然とデスクトップパソコンになります。

「おすすめ構成」は性能を若干高めに設定していますが、アプリによって要求性能がより高かったり、日々要求性能が増えていくため、余裕をもたせています。

パソコンに詳しくない方は、受注生産であるBTOパソコンを利用して、下記のパソコンをメモリ8GB→16GBに注文時に変更するのがおすすめです。(若干10万円こえますが)

(PCショップ受注生産パソコン 10万未満 モニター別)

#リンク先のページが消去されたため、取り消し線を引きました(編集部注)

 

高性能なパソコンはPCVRのみならず、デジタル写真RAWの現像、快適な動画編集、高画質なゲーム、3Dデータの作成など、いろいろな事ができるようになります。

 

 

3 : 自作PCの部品選び

BTOパソコンを選ぶ方は上記までですが、実はここからが本番なのです。

今回は、自作PCという手法を用い、自分で一つ一つパーツを選んで組み立てることで、より安く高性能に仕上げる事にチャレンジします。

自作PCは自分で部品を選べるので、ケース等のデザインをかっこよくしたり、LEDでピカピカ光らせることもできるようになります。また、パソコンのハードウェアスキルアップにも繋がり、トラブルも自分で解決出来るようになっていきますので是非チャレンジしてみてください。

種類 名称・型番 購入時価格
プロセッサ i5-9400F 17220円
マザーボード ASRock B365 Pro4 10173円
メモリ DDR4 PC4-21300 8G×2 (ADT AD4U266638G19-D ) 7480円
ストレージ 1000GB SSD (CrucialBX500 CT1000BX500SSD1JP) 11800円
グラフィックカード GeForce GTX1660 SUPER StormX NE6166S018J9-161F 25280円
電源 Antec NE650C (650W) 6750円
ケース Thermaltake Versa H26 4158円
CPUクーラー Hyper H412R RR-H412-20PK-R2 2178円
OS Windows10 Home 64bit 日本語 13940円
モニター テレビ代用 0円
合計 98979円

選んだパーツは上記になります。並べるだけでワクワクしてきます。

価格.comで値段を調べながら、パソコンショップや楽天などを駆使して、無事10万円以内に収めることが出来ました。(2020年6月時点)

自作PCの醍醐味の半分は部品選びなので、初心者の方は部品の規格が合うかどうか十分に注意して選んでください。

今回は組み立ての過程は省略します。問題なく一発で動作させることが出来ました。組み立てを詳しく知りたい方は「自作パソコンの始め方」で検索してみてください。

 

10万円 BTOPC  10万円 自作PC
プロセッサ

(性能値:cinebenchR20)

i5-9400

(2168)

i5-9400F

(2407)

グラフィックカード

(性能値:Fire Strike)

GTX 1660

(12390)

GTX1660 SUPER

(14540)

メモリ 16GB (増設時) 16GB
ストレージ SSD 500GB SSD 1000GB
冷却部品 最低限 高品質
価格 103356円 98979円 +マウス&キーボード代
その他 サポートが付く デザインが自由

おすすめしたBTOパソコンと今回の自作PCを比較してみると、組み立てる手間はあるものの、値段を安く抑えることが出来ました。ポイント還元をうまく活用すればもっと安くすることが出来ます。マウス&キーボードは含まれていませんが、BTOに標準の物は質素なため、この際お気に入りのパーツを選んでみるとより楽しめるはずです。

性能はおすすめしたBTOパソコンよりも2割ほど向上しています。推奨以上の性能の向上は、VRをする時の品質がより高くなり、没入感が増します。

ストレージの容量も倍にしたのでアプリもたくさんインストールできます。特に最近のアプリは、ストレージを圧迫するのでこの余裕は大事です。

冷却性能も大事です。最大負荷をかけても静かになりますし、熱すぎて性能ダウンすることもなくなります。

パソコン全体の保証やサポートは付きませんが、パーツごとに数ヶ月から数年の保証はついてますので、保証付きパーツを選ぶと安心できます。

 

4 : 使用感

タワーケースなので、非常に存在感はありますが、VRをしても静かで、なによりかっこいいと評判です。

ノートパソコンよりマルチディスプレイがしやすいことも盲点でした。

ノートパソコンを持っているなら、重い作業をデスクトップにまかせてノートパソコンでのんびり動画鑑賞などいろんな運用が出来きます。

デジタルクリエイティブの幅も広がりますので、ぜひ導入してみてVRのライフを楽しんでみてください。

 

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