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clusterのポケモンバーチャルフェスト。VRが大衆に受け入れられる転換点になる

8月 12, 2020

2020年8月3日、cluster社より、株式会社ポケモンとのコラボイベントの発表がなされました。

以下、公式サイトの概要です。

バーチャルSNS「cluster(クラスター)」内に「ポケモンバーチャルフェスト」が8月12日(水)〜31日(月)オープン!
「ポケモンバーチャルフェスト」は、「みんなでつくる、夏の思い出」をテーマにした、仮想世界にある未完成の遊園地。
みんなで「ミッション」に挑むと、その成果に応じて「テーマパーク」内のアトラクションやコンテンツがどんどん増え、テーマパークが完成していきます。

記事執筆時点でまだコンテンツはオープンしていませんが、公式サイトを見るかぎり、かなり密に株式会社ポケモンやイベント会社などと進めた、関係者全員の肝いり企画であることがわかります。

コンテンツの質、量ともに申し分ないですし、スマホでもアクセス可能で、VR機器を使用するとより遊べるというclusterの特長もポケモンという幅広い層から支持を集めるIPとの親和性もかなり高いです。

VR界隈の一部では、自分のアバターを使って訪問することができないことに対して残念がる声も聞かれます。

しかし、ディズニーランドなどリアルの遊園地でもキャラクターのコスプレに制限があったりとドレスコードはありますし、バーチャル会場内で撮影した写真などの権利関係が複雑になるのを防ぐという意味で、cluster社が用意したアバターから選択する方式はベストチョイスだと筆者は思います。

本稿では、このポケモンとクラスターのコラボが今後のVR界隈に与えるインパクトを、過去の類似例から考察していきたいと思います。

過去の類似例:IngressとポケモンGO

この記事を読んでいる人で、ポケモンGOを知らない人はまずいないでしょう。

公開当初は社会現象とまで言われ、今でも多くの世代のユーザーが日々の週間としてこのコンテンツを楽しんでいます。

Ingressは、そのポケモンGOを作った(当時はGoogle社内スタートアップ)Niantic社が最初に作った位置情報ゲームです。

IngressはポケモンGOほど知名度が高いものではありませんでしたが、それでも数々のアワードを受賞したり熱心なユーザーコミュニティが世界中でイベントを開いたり布教活動を行ったりと、その熱量は特筆すべきものがありました。

このIngressのコミュニティや位置情報の土台があって、ポケモンGOの世界的ヒットがあったことは間違いありません。

有名な例では、とあるIngressユーザーが鳥取砂丘にあった調査杭81本をポータル(ポケモンGOでいうところのポケストップ)として地道に申請し、現在では県がポケモンGOの観光イベントを行うほどの人気の場所になったものがありますね。

位置情報ゲームが、「一部の熱心なオタクのゲーム」から、「老若男女誰もが楽しむゲーム」に変わった瞬間です。

ここで注目したいのは、「大衆受けはしないが、熱心なユーザーコミュニティを作りやすいコンテンツ」を信管、人気キャラクターIPを大量の爆薬としてコンテンツの人気を爆発させる手法です。

筆者は、VR界隈でもいつかこの爆発が起きると考えていますが、場合によってはこの「ポケモン×クラスター」がその最初の事例になるかもしれません。

「ポケモン×クラスター」がもたらすVRの大衆化

新型コロナウイルスが猛威をふるっている影響で、この夏のイベントの参加やアミューズメント施設への訪問は自粛ムードが続いています。

大衆の「非日常への欲求」は日に日に増しているといえるでしょう。そういった環境では、体験の密度が高いVRイベントへの関心も高まっています。

ただ、いままで多くの人がVRイベントへの参加を躊躇している現状です。

理由はいくつか考えられますが、「VRはオタクっぽい」「難しそう」「親しみやすいコンテンツが無い」などの理由もかなりあるのではないでしょうか。

こういったVRに手を出すうえでの心理的なハードルを、「ポケモン」という切り口がすべて取り払うことでしょう。

筆者のような「VRオタク」がやるべきは、この大チャンスを活かして、学校や職場の知り合いはもちろん地元の知り合いや親戚などに「ポケモンのバーチャルイベントいかない? VRのセッティングはしておいたよ!」と声をかけまくることです。

クラスターはスマホでも遊べますから、スマホで会場をチラ見せしておいて、「この世界に入る方法があるんだよ! やろう!」でも良いです。

HMDをかぶせてしまえばこっちのものですから。

コンテンツの人気がVRの諸問題を解決する

ポケモンGOがスマホの電池容量問題を強引に克服してしまったことはご存知でしょうか?

位置情報ゲームはGPSを常時起動する関係上、どうしてもバッテリーを早く消耗します。

当時のスマホのバッテリー性能は総じて低く、ポケモンGOで遊んでいると3,4時間でバッテリーゼロになる機種もザラにありました。

常識的に考えればそんなゲームが流行するわけがないのですが、人々はモバイルバッテリーを大量に持ち歩き、大容量モデルや急速充電対応モデルのスマホを購入し、数の暴力と市場原理で強引にバッテリー性能を底上げしてしまいました。

VRコンテンツに関しても同じことが言えます。

安価に高品質のVR体験が行えるようになるにはまだ時間が掛かりそうですが、キラーコンテンツの圧倒的人気がその問題を乗り越える原動力になるかもしれません。

よりワクワクする未来をいち早く手繰り寄せるために、あなたもこの夏、「ポケモンバーチャルフェスト」のムーブメントを盛り上げていきませんか?

 

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